Sri Lanka - Episode 2

1999/11/13に記念すべきスリランカ初のサーフショップA Frame Surf Shopが誕生した。

早速日本からサーファー仲間や情報に敏感な人たちが来てくれた。

僕らの仕事は空港の送迎、宿の手配、サーフポイントやレストラン、ショッピングまで滞在している間に必要なことすべてのガイドだった。

心がけていたのはスリランカの魅力を伝えて楽しませる事だけだった。ガイドするサーフポイントは全部で10か所ほど。

波や風のコンディション、混み具合などを考慮して選んで案内する。
自分が日本人ということもあったのでどういう波が好みかは会話の中でだいたい把握できる。

スリランカの波はハワイのようなエキスパートオンリーという波は少ないので中級者以上の人であればほとんどの場所で楽しめるのが特徴だ。

ガイドはサーフィンだけでなく近くの名所や時には遺跡巡りやサファリエリアなども案内した。

俺は海外旅行が好きで今までに100回以上32か国ほど旅行しているがスリランカは自分のお勧めする旅先Best3にランクインする。いやもしかしたらBest1かもしれない。

 

 

シーズン中は俺もスタッフも休みなく働いた。ガイドがない日は毎日店の前のサーフポイントでサーフィンをした。

海の中ではいろいろな人たちと仲良くなった。日本人だけでなくスペイン、フランス、イギリスやイタリアなどから来たサーファーたちがショップにも足を運んでくれるようになった。

ポイントの案内から初心者のレッスンにいたるまで店はまさにサーフィンの情報発信元となっていった。

 

 

俺はあまりにもショップが好きすぎてショップの床にサーフボードケースを敷いて寝泊りしていた。

朝起床すると眠い目を擦って目の前の海へパドルアウトする。シーズンは朝のうちは風がなく海面はGlassy(ガラスのようにツルッとしている)。

そして陽が高くなると海からの風(オンショア)がそよそよと吹き始め次第に海面がささくれたようになって波質があまりよくなくなってしまう。

そうすると海から上がり朝食のフルーツを食べサーフショップのドアをあける時間となる。

 

 

日中オンショアがずっと吹き続けているので暇を持て余しているサーファーたちが店にやってくる時間となる。

そしえて日が傾くと風が止み再びGlassyな海面となるので日没まで再びサーフィンタイムとなる。

Mamboは宿のほかにレストランバーも経営していて夕食が終わると大きな音が響きパーティタイムのはじまりだ。

海外から来た旅行者やローカル達が集まって酒を酌み交わす。そんな時間が夜遅くまで続くのだった。

 

 

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