スリランカといえばカレーとセイロンティと呼ばれる紅茶が有名だ。
スリランカは1972年にイギリスから独立し、国名を「セイロン」からスリランカ共和国に改めました。元は紅茶ではなく世界第2位のコーヒー生産地でしたが、1868年頃にコーヒー農園のほとんどがサビ病という植物にダメージを与える病気が流行り大打撃を受けました。そこでコーヒーに変わって発展していったのが紅茶農園でした。
有名なトーマス・リプトンがウバ地方に広大な土地を買い、紅茶の栽培をはじめました。リプトンの紅茶は「茶畑から直ティーポットへ」をコンセプトに高品質の紅茶を世界中に広めました。
スリランカの中部には山脈があって11〜2月の北東モンスーン(貿易風)、5〜9月の南西モンスーン(編成風)に分類され紅茶の産地もわかれます。
各々の土地、また高地と低地で収穫される品質が異なるのも特徴です。
カレーと紅茶
スパイス王国スリランカならではの多様な香辛料とココナッツミルクを原料としたカレー。札幌で有名なスープカレーはスリランカカレーをベースに作られている聞いたことがある。暑い国では辛くしないと保存が効かないのでスリランカ人は子供の頃から辛いものを食べています。そこで辛くなった口の中を中和させるのが砂糖と脱脂粉乳のたっぷり入った甘いミルクティ。スリランカでは朝、昼、晩とこの甘いミルクティを飲むのが習慣になっています。